2022.08.19
CTO-Booster
年間420万円のサーバーコストの削減に成功。「いつかやらなくては」を一気に解決できた【導入事例:RECLO様】
<サマリー>
・サーバーコストの異常な上昇に気づいていたが、どうすればいいのかわからなかった
・CTO Booster導入の決め手は、導入コストがかからないこと
・ほとんど自社の工数を使わずにコスト削減に成功
・年間420万円を削減し、攻めるべきフェーズへの備えができた
ハイブランドのリユースセレクトストアを運営する株式会社RECLO。サービスを拡大していくにつれサーバーコストが少しずつ増加していたものの、当初は「使っていれば増えていくもの」と思っていたといいます。ところが、直近1年で急激にコストが増え、大きな課題感を抱きはじめたときに出会ったのがCTO Boosterでした。
今回は、RECLOの開発部長北島様、エンジニアの佐野様をお招きし、導入の背景や導入後の変化について対談を行いました。
サーバーコストの“尋常ではない上がり方”に危機感を覚えていた導入前
——まずは、CTO Boosterの利用を検討し始めた経緯を教えてください。
北島:もともと弊社には開発のメンバーが6名いるのですが、インフラ専門の人間は在籍していませんでした。AWSについてはみんな「そこそこ」できる、でも細部の設定までできる人間はいない……そんな状態が7年ほど続いていました。
サーバーコストについての課題感を抱きはじめたのは、ここ2年ほどのことです。それまでも毎月じわじわと値段が上がってきているのは認識していましたが、その領域の専門ではないため、「使っていれば徐々に増えていくものなんだろう」くらいの感覚でいたんです。
ですが、この1年のコストの上がり方が尋常ではなかったんですよね。それをどのように改善していったらいいのかわからず、少しずつインフラを専門にしている会社に相談をし始めました。
——そんな中で、どのようにCTO Boosterに辿り着いてくださったのでしょうか。
きっかけは、RECLOの代表がCTO Boosterの事例のnoteを見つけたこと。
「うちもここと同じような課題があるんだよね?やるんだったら、1度連絡をしてみれば?」と言われ、問い合わせをしたのが始まりでした。
CTO Booster導入の決め手は、成果報酬型の料金プランと誠実さ、レスの速さ
——CTO Boosterのどのようなところに興味を持ってくださったのですか。
北島:最初に興味を持ったのは、「成果報酬型」の料金プランです。一般的にこの手のサービスは、見積もりを出してもらい、作業をしていただいて、発生した作業に都度料金がかかっていくという料金体系ですよね。ところが御社の場合、「成果報酬型」を謳っている。その料金プランにするということは、確実に削減できる自信があるのだろうなと感じました。
丹:ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。コスト的なメリットのほかにも、成果報酬型のメリットとして、「依頼された部分以外についても積極的に提案できる」ことがあります。稼働した分だけ報酬をいただく形だと、請求金額が増えることを懸念して追加でのご提案をしにくいケースもあると思います。成果報酬であれば、クライアント様に負担をかけずに積極的な提案ができる。「言われたことしかしない(できない)」会社に比べると、解決できる範囲が広いと自負しています。
北島:そうですね。頼んだこと以上のことはやってくれない会社が多い中で、CTO Boosterは積極的に提案をくださいました。その姿勢に自信と誠実さを感じたのが、今回ご依頼するきっかけのひとつにもなりました。
——そこから、無料診断を経て実際のご依頼につながっています。決め手になった点は?
北島:もっとも大きな理由の一つは、無料診断で思わぬ要因を発見して下さり、それに対する改善策を明確かつスピーディーに示してくださった点です。
いただいた診断結果のうち半数ほどは想定していた通りストレージ容量が要因のものだったのですが、もう半数は意外なものでした。なかでも、インスタンスタイプが古いためにコストがかさんでおり、それを新しくすればコストが下がるなんて想像は全くできていませんでした。
丹:たとえばスマートフォンを買い替えるとき、今の機種から新しい機種にすると値段があがる場合が多いですよね。新しくする=値段が上がるという固定観念があり、インスタンスタイプを最新のものにする選択肢が思い浮かばない、という方も多いように感じます。
しかし、世の中の技術は常に進化し続けています。バージョンをあげることで、今まで100のリソースが必要だった作業が、90のリソースでできるように効率化されていて、結果的にコストが下がるというケースも往々にしてあるんですよね。
北島:その提案があったからこそ、常に最新の技術や情報を仕入れて、最適な提案をしてくださる方なのだと信頼できました。また、質問に対してのレスが早く、CTO Boosterならすぐに問題解決ができそうだと感じられた点も、導入の決め手となりました。
自社の工数をほとんど使わず、年420万の削減へ
——導入決定後は、どのようなプロセスで進んでいくのでしょうか。
山田:無料診断である程度の課題は発見できますが、あくまでも仮説に過ぎません。導入が決定した後は、インフラを専門にするDELTAのメンバーが手を動かしてサーバーの中身をすべて確認し、「明らかに金額がかかっている」「おかしい」というところを見つけていきます。RECLO様のケースでは、一つひとつ内部を確認したうえで、「ここは全て任せてください」「ここは相談したいです」と提案しながら進めていきました。
佐野:提案を受けて、適宜打ち合わせや権限の付与などを行っていきましたが、正直うちはほぼなにもしていないようなもの。「本当に楽にコスト削減を達成できてしまった」というのが正直な印象です。
それに対して作業は本当に丁寧で、細かなところまで目を配っていただきました。バッチ処理、クーロン処理をはじめ、社内の人間である自分も知らないような細かな部分まで見ていただいたうえで、解決に導いてくれました。
——結果的にどの程度のコストの削減につながったのでしょうか?
北島:月35万、年間約420万円の削減につながりました。
私たちの会社では、会社全体としてコスト削減に取り組んでいます。サーバーコストの急激な上昇に課題を感じていたタイミングに実施できたことに加え、会社全体の取り組みにも寄与できて、本当によかったと思っています。
——コストが下がったことで、どのようなメリットがありますか?
北島:攻めの開発にリソースを回せるようになったというのは大きな利点です。今回の削減は、ある種第一段階。現状運用されている「古いもの」のバージョンアップをどこかのタイミングでやらなければならないとなったときに、今回削減できたコストが交渉材料になると感じています。
——交渉材料?
北島:そうです。新たな取り組みをしようと思ったときに、内部リソースを使うことに対して反対されたら、「420万もサーバーコストを下げたのだから、ここではリソースを使わせてください」と言える。これがなかったら「そんなことよりサーバーコストを先に下げてよ」と言われてしまう可能性もあったので、その障壁がなくなったことを本当に嬉しく思っています。
——ありがとうございます。コスト面のほかに、CTO Boosterの導入によって生まれた効果はありますか?
北島:社外にうちのインフラをよく知っている人がいるという大きな安心に繋がりました。
インフラ専門の担当者を採用するのには、大きなコストがかかります。小さな会社だと特に、そのコストを捻出するのは難しいのではないでしょうか。
CTO Boosterを使えば、そのコストをかけずに、専門の知識を持った人からのアドバイスがもらえる。社内の人間すらも知らない部分を把握し、よりパフォーマンスを上げるための的確なアドバイスをくれる人が社外にいてくれるのは、非常に心強いです。
納得感を持って事業を先へ進めるために、まずは無料診断を
——それでは最後に、サーバーコストの費用に課題感を抱える方に向けて、メッセージをお願いいたします。
北島:まずお伝えしたいのは「無料診断、まずは受けてみたらいいんじゃないですか?」ということです(笑)。診断を受けた結果、思っていた通りだった部分もありますし、「そんなことでこんなに下がるんだ」という意外な発見もありました。
先ほどもお話しましたが、こういったサービスは、稼働した分だけ費用が発生してしまうのが一般的です。CTO Boosterは最初の一歩にコストがかかるわけではないので、サーバーコストについて考えるための“とっかかり”としておすすめです。
佐野:実は僕は、初めにDELTA・CTO Boosterという名前を聞いたとき、「どこの会社のサービスだろう?大丈夫かな……?」と思っていました。でも、無料診断のレポートをいただいて、素直に「あ、すごいな」と。
無料診断の結果、無駄なコストがないとわかれば納得して前に進めるし、解決できそうな課題が見つかれば、それはそれで納得した上でCTO Boosterにお願いできるのではないかと思います。「とりあえず受ける」をおすすめしたいですね。
丹:嬉しいお言葉をありがとうございます。RECLO様とは、今後もご一緒できるお取り組みが多くあると感じています。困ったことがあれば、お気軽にお声がけください!
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