AWSのコストを月額1,450ドル削減
「提案だけではなく実行までやり切る」伴走型支援 / Beer and Tech様

AWSのコストを月額1,450ドル削減<br>「提案だけではなく実行までやり切る」伴走型支援 / Beer and Tech様

こんにちは、株式会社DELTAの広報です。

今回は、DELTAの「CTO booster」を導入いただいた、花と植物を扱うECサイト「HitoHana(ひとはな)」を提供されている株式会社Beer and Tech様の事例をご紹介いたします。

本記事では、株式会社Beer and Tech エンジニアリングマネージャーの新原 大介様、株式会社DELTA エンジニアチームで本プロジェクトを担当した三戸 奈津子とともに、月額1,450ドルのAWSコスト削減を実現した事例について、「CTO booster」の導入の背景や決め手、コスト削減外注の利点などを振り返ります。

(以下、敬称略)

――まずは、貴社のサービスについてご紹介をお願いします。

新原:弊社は「HitoHana」というECサイトを運営しています。フラワーギフトや観葉植物をオンラインで販売し、お客様にお届けするサービスです。日本全国への即日配達に対応しており、法人から個人まで幅広い方々にご利用いただいています。用途としては、大切な方へのプレゼントはもちろん、ご自宅での観賞用として購入される方も多いです。

私たちは、「color your life 人生に彩りを与える」というブランドビジョンを掲げています。感謝や愛情といった目に見えない気持ちを届けたい、あるいは日々の暮らしの中で自然に触れていたい。お客様のそうした想いに応え、植物や花を通じて人生そのものを彩るお手伝いをしたいと考えています。

また、直近では新しい取り組みとして、お祝い花おまとめサービス「HitoHana Collect」も立ち上げました。これは、企業の移転祝いなどでよくある課題を解決するためのものです。例えば、オフィス移転時に胡蝶蘭ばかりが大量に届くと、受け取る側も困ってしまうことがありますよね。そこで、お祝いを受け取った企業様が、ご自身のオフィスの雰囲気やニーズに合わせて好きな花や植物を選べるようにしたのがこのサービスです。

株式会社Beer and Tech エンジニアリングマネージャー 新原 大介氏

株式会社Beer and Tech エンジニアリングマネージャー 新原 大介氏

――どのような経緯で「CTO booster」の導入を決めたのでしょうか?

新原:「HitoHana」は、10年前に立ち上げたECサイトです。当時は少数のエンジニアで、販売から受注、出荷、顧客対応、在庫管理に至るまで、ECに関わる一連の機能を内製で作り上げました。売り方や商材、現場のオペレーションが変わるたびに、システムもそれに追従する必要がありました。10年という月日が経つ中でそうした修正が積み重なり、いわゆる技術的負債が蓄積していました。

具体的な課題として現れていたのが、サーバー費用の高騰です。システム全体のパフォーマンスが出ない場合に、サーバーのスペックを上げたり、台数を増やしたりするなどの解決策をとっていました。その結果、インフラコストが高額になっていました。

また、エンジニアの人数も限られているため、どうしても日々の運用と機能開発にリソースを割く必要がありました。技術的負債を解消し、コスト構造を改善する抜本的な対策には、手が出せない状況でした。

そんな折に、弊社の代表から「こんなサービスがある」と「CTO booster」を教えてもらいました。調べてみて、驚きましたね。自社のエンジニアのリソースを割く必要がなく、かつ完全成果報酬型であるなら、やらない理由がありません。そこで、お願いすることにしました。

三戸:そう言っていただけてありがたいです。「CTO booster」の最大の特徴は、単なる「コスト削減の提案」で終わらせないことです。実際に手を動かし、インフラの構成変更などの作業まで私たちが責任を持って行います。

私自身も事業会社での勤務経験が長いので痛感しているのですが、社内のエンジニアリソースというのは、なるべく「売上を伸ばすための機能開発」や「事業改善」に割きたいものです。コスト削減などの「守り」の部分は、もちろん重要ですが、その対応のために社内のエンジニアがインフラの知識をキャッチアップして実施するのは非常に非効率です。

だからこそ、私たちのような専門家が外部から入り、知見を提供して実行まで代行することに価値があると考えています。また、私たちの強みは、お客様のアプリケーションの中身、つまり「サービスの性質」まで理解した上で適切な構成を提案できることにもあります。

株式会社DELTA エンジニアチーム 三戸 奈津子

株式会社DELTA エンジニアチーム 三戸 奈津子

――今回は、具体的にどのような提案を行ったのでしょうか?

三戸:コスト削減の基本として、まずはインスタンスタイプの変更、つまりスペックを下げてコストを下げるというアプローチを検討しました。ですが、Beer and Tech様からは「以前、スペックを下げた際に応答速度が落ちてしまったことがあるので、不安です」という懸念の声をいただいていました。

そこで私たちは、「本当にスペックを下げられないのか」を検証するため、詳細な調査を行いました。メトリクスを見ていくと、Amazon EC2自体のCPUやメモリのリソースにはまだ余裕があることがわかりました。調査を進める中で、応答速度が低下するタイミングと、データベースの負荷が高まるタイミングが相関していることが見えてきました。

つまり、ボトルネックはAmazon EC2側ではなく、データベース側の処理にありました。そこで、「Amazon EC2については、スペックを下げても問題ないはずです」というご提案をしました。

もちろん、いきなり本番環境ですべて変更するのはリスクがあります。そこで、オートスケールで稼働している複数サーバーのうち、まずは少しだけ台数を減らすような検証を行いました。この確認作業には、1週間から10日ほど時間をかけ、慎重に行いました。

新原:この時の検証作業が本当にありがたかったですね。私たちは技術的負債を抱えているという話をしましたが、その中に「特定のコントローラーの処理が肥大化している」という課題があります。三戸さんたちは、その固有の事情を汲み取ってくれて、私たちが気にしている「特定のコントローラーの応答速度」を重点的に監視・検証してくれました。そのプロセスがあったからこそ、安心してお願いすることができました。

――診断と検証の結果、最終的にどのような成果が得られましたか?

三戸:検証の結果、当初の仮説通り「スペックを下げても問題ない」ことが確認できました。そこでインスタンスタイプの変更を実施し、他にもいくつかの施策を行った結果、コスト面では月額で約1,450ドルの削減を実現しました。

新原:月額でこれだけのコストが下がったというのは、経営視点でも非常にわかりやすいメリットです。私個人としては、それに加えて「心理的な成果」が大きかったと感じています。

先ほどのお話にもありましたが、実施に至らなかった提案も含め、あらゆる可能性をプロの視点で検討してもらいました。その結果、「これ以上、コストを下げることはできない」という結論が得られたわけです。これはつまり、現在のインフラ構成が費用対効果の面で最適化されているという証明でもあります。

仮に、経営陣から「このサーバー費用は本当に適正なコストですか?」と問われた時、「コスト最適化のプロが診断した結果、これが最適解です」と胸を張って説明できます。心のどこかで抱えていた「インフラのコストを無駄にしているのではないか」という疑念から解放されたことは、金額以上の価値があると感じています。

――最後に、「CTO booster」を利用してみての率直な感想についてお聞かせください。

新原:率直に言って、本当に良いサービスでした。導入前に感じた「やらない理由がない」という印象は、契約後も全く変わりませんでした。

何より驚いたのは、こちらの工数が本当に「ゼロ」だったことです。1〜2週間に1回のミーティングで進捗報告を受け、確認事項があれば「ここはこうなっています」と答えるだけ。技術的に込み入った部分も、DELTAさんが自律的に調査し、進めてくれました。

また、DELTAさんの提案の柔軟性も素晴らしかったです。商談の段階で、決済方法や契約形態について、こちらのポリシーや制約をお伝えしていました。そうした制約条件をしっかりと守り、その範囲内で最大の成果を出してくれたことにも信頼を感じました。技術力が高いのはもちろんですが、説明もわかりやすく、調査も丁寧でした。

「エンジニア工数が全くかかりません」「成果が出なかったら費用もいただきません」といううたい文句に嘘はありませんでした。私たちのリソースは一切削がれず、リスクもなく、ただ成果だけが手に入る。内製で開発している会社であれば、業種業態にかかわらず、間違いなくおすすめできるサービスです。

サーバー代削減は「CTO booster」にお任せください

CTO booster は、完全成果報酬型のクラウドコスト削減サービスです。初期費用や導入費用は不要!
CTO booster」は、ソースコードやアーキテクチャの改善を通じて、クラウドコスト削減を成功報酬で代行します。

まずはサーバー代の削減余地がわかる診断から

現状のサーバー代に何円の削減余地があるかがわかる診断を行っています。
ぜひ下記お問い合わせフォームよりご相談ください。

 

お問い合わせ(診断希望の方はこちら!)

一覧に戻る

採用情報

DELTAでは、「エンジニアのためのエンジニアチーム」で一緒に働く仲間を募集しています。ぜひご気軽にカジュアル面談をお申し込みください。

採用情報を見る

お問い合わせ・ご相談

サービスに対するお問い合わせや、メディア関連のご担当者様はこちらよりご連絡ください。

問い合わせフォームへ