【広報業務自動化】複数のグループ企業の動向から広報ネタを発見する自動取材ツール実装事例

【広報業務自動化】複数のグループ企業の動向から広報ネタを発見する自動取材ツール実装事例

社内の各部署がどのような活動をしているのか、どのような成果を上げているかを日々把握することは、広報担当者にとって大きな負担となるのではないでしょうか。
特に組織規模が大きくなるほど、重要な取り組みを見落としてしまい、広報のチャンスを逃すリスクが高まります。
こうした「広報ネタの発見・収集」といった負担を軽減するため、株式会社DELTAはセブンリッチグループ向けに、自動取材支援ツールを開発しました。
本記事では、広報価値の高い情報を自動抽出するツールの実装事例をご紹介します。

1. 各事業部の活動を自動収集・評価して取材対象を見つけるツールを開発
セブンリッチグループでは約35の事業体が存在し、グループホールディングスとして各社の活動を完全に把握することが難しいという課題を抱えていました。
各事業部からは「今後リリースを予定している」「新たな取り組みがあった」などの情報が日々発信されますが、広報担当者がすべてを追い切るのは現実的ではありません。その結果、広報として取り上げるべき重要な活動や成果を見過ごしてしまうケースが生じていました。
そこでDELTAでは、複数の情報チャネルから活動内容を自動で収集し、広報価値を判定するツールを開発しました。これにより、各事業部の動きを見える化し、取材すべき対象を効率的に発見できる仕組みを構築しています。

2. 複数チャネルからの情報自動収集と広報発信の重要度判定が可能に
このツールでは、Slackや公式Twitter、PRTIMES、イベント投稿サイトなどから情報を定期的に収集し、取材対象となる情報を自動で分類します。
たとえば、Slack上で「近日リリース予定」「新たな取り組みがあった」といった投稿をBotが自動で検出し、広報対象としての妥当性を評価します。
収集された情報は、AIによって以下の観点から自動判定されます。

この判定は、あらかじめ定義された「広報担当者としての判断基準」に沿ってAIが自動で実行します。
事前に学習させる必要はなく「大規模カンファレンスでの登壇」と「日常的な活動報告」のような違いも踏まえて、広報発信に適した情報を高精度に抽出します。

3.資料収集・取材調整・記事自動生成まで対応する広報業務の自動化が期待
このツールを導入することで、広報担当者が社内のあらゆる情報に目を配る必要がなくなり、選別された「広報対象情報」のみを受け取って判断できるようになります。

全社を取材するAI記者がそばにいるような感覚で、グループ全体の動向を網羅的に把握でき、発信の機会を逃すリスクを抑えられるでしょう。

今後の展望として、追加機能も検討されています。たとえば、重要度の高い話題についてAIが記事を自動生成する機能や、Slack上で関係者とのインタビュー日程を自動調整する機能などが挙げられます。

また、取材に必要な資料や背景情報を自動で収集する機能も検討されており、情報収集から記事作成までを効率化できる環境の構築が期待されています。

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