こんにちは、株式会社DELTAの広報です。 今回はDELTAの「CTO booster」を導入いただいた、人材サービス「Remogu(リモグ)サービス」を運営されている株式会社LASSIC様の事例をご紹介いたします。本記事では、株式会社LASSIC 事業推進本部 情報システム部 奥田拓也様、武田真裕様、株式会社DELTA エンジニアチームで本プロジェクトを担当した馬場翔梧とともに、AWS月間サーバー代約20%相当を削減した事例について、導入の背景や決め手、事業会社としての導入メリットなどを振り返ります。 (以下、敬称略)
――まずは、御社のご紹介をお願いします。
奥田:2006年に鳥取県で創業した株式会社LASSICは、地方発IT企業として、SI(システムインテグレーション)を中心に「地方からITによる課題解決」を目指したサービス展開を続けてきました。現在は「『らしく』の実現をサポートする」というミッションのもと「リモート社会をリードし、ボーダレスワークの実現によって社会に貢献する。」というビジョンを掲げ、リモートワークに専門特化した人材サービス「Remogu(リモグ )サービス」などを展開しており、その人らしさを実現できる企業や地域の環境づくりを進めています。 私は情報システム部のセキュリティチーム責任者として、社内ネットワークのインフラ環境から規程の整備やプライバシーマークの運用まで、セキュリティ面全般を管掌しています。
武田:同じく情報システム部にて、コーポレートサイトやサーバーの管理をはじめ、オンボーディングやオフボーディングに関するアカウント管理、備品のメンテナンスまで幅広い業務を担当しています。
――「CTO booster」を導入された背景と理由についてお聞かせください。
奥田:最初のきっかけは、社内で導入していたマネーフォワード社のSaaS管理サービス「Admina」の担当者からご紹介いただいたことでした。その後DELTAの「無料診断」を受ける中で、「(AWS運用の最適化を)社内ではやり切れていなかった」と感じる部分もあり、改めて専門家の目線からアーキテクチャを効率化・最適化していただこうと思いました。
武田:サービス拡大に伴いクラウドコストも徐々に上がっている中で、社内だけでは必要・不要なリソースの見極めが難しい状況もありました。またリザーブドインスタンス(RI)の設定など、効果的な施策を把握はしていたものの「社内のエンジニアだけでは踏み込めない」という人的リソースの課題感もありました。
――「CTO booster」を選んでいただいた決め手は何でしょうか?
奥田:成果報酬型として実質0円で実施できることに加えて、各施策に関する事前のリサーチから実作業に至るまでDELTAにお任せでき、社内エンジニアリソースの負担も少ないことが大きな決め手になりました。また契約前の「無料見積もり診断」で具体的な削減額の目途が見込めたことで、説得力を持って社内決済を通すことができ、スムーズに実行に移れました。
武田:実施のタイミングについても柔軟に対応いただきました。弊社としては2025年4月の年度替わりには成果を出したいと思っていたところ、昨年末の初回打合せから迅速にプロジェクトを立ち上げスピード感をもって実行していただき、非常にありがたかったです。
――結果的には、どのくらいのコスト削減を実現できましたか?
奥田:平均して月額約20%の削減を実現できました。初年度は成果報酬型の支払いでプラスマイナスはゼロですが、AWSの利用規模も年々高まっていく中、5年目までの削減コストを換算するとトータルでは非常に大きな成果になることを見込んでいます。
――本施策ではどのようなポイントを意識しましたか?
馬場:LASSIC様はもともと非常にスリムで無駄の少ない構成でした。そのためDELTAとしては、改善の余地を探しながら、地道で細やかなチューニングを行いました。そのなかで、メトリックスを基に使われていないリソースについては「本当に必要ですか?」と積極的なヒアリングを意識しました。当然、冗長性や可用性の観点からあえて残していることもあるので、安全に各施策を提案・実行できるように認識齟齬なく進めることに注力しました。
――当初の期待値と比較して、いかがでしたか?
奥田:事前にDELTAの事例記事を拝見して「こんなに削減できるのか?」と正直不安もありましたが(笑)。実際に20%という大きな成果を達成でき、非常に満足しています。
武田:一部前任者から引き継いだ環境など、社内では再現性の担保が難しく“下手にいじれなかった構成”にも切り込んでいただき非常に助かりました。また古いスナップショットの自動削除(ライフサイクル設定)が出来ていなかったり、不必要な検証環境のスナップショットを取り続けていたりなど、“生きた設定”ができていない箇所を発見することもでき、副次的に運用改善にもつながったことは嬉しいポイントでした。
――実際に作業を進めていく上で、苦労した点はありますか?
武田:一番注意していたのは「稼働中のシステムに影響を与えない」ことでした。社内だけではなく外部のお客様がご利用されているサービスでもあるので、各施策に関する事前調査を十分に行い、アクセスの少ない土曜日に作業を実施していただくなど、安全面に配慮して進行していただきました。また、システムの開発や見直しが同時並行で走っていたこともあり、本プロジェクトについても段階的に意思決定を行いながら進めさせていただきました。
――「CTO booster」について、改善点などあれば率直にお聞かせください。
奥田:パっと思い浮かばないほど、めちゃめちゃいい仕事していただいたと感じています。 あえて言うなら進捗確認の定例打ち合わせをもう少し頻度高く開催いただけるとプロジェクトを管理する身としては助かりました。
――最後に、「CTO booster」を実際に導入されてみて、どのようなポイントが他企業や開発者の方々におすすめできると思いますか?
奥田:成果報酬型のサービスは、実際にどれだけ効果が出たのかが見えづらく不安に思われがちですが、DELTAさんの場合はAWSの項目ごとのコスト削減実績を明確なエビデンスとともに提示していただけたため、大きな安心感がありました。コスト面での負担が抑えられるだけでなく、こうした透明性の高い対応があったからこそ、非常に信頼できるサービスだと感じました。
武田:AWSを長年利用されている企業様はもちろん、初期構築を担当したエンジニアの退職や異動によって現状の環境把握が難しい企業様にとっても非常に有効なサービスだと感じています。またAWSの料金体系や機能も日々進化する中で、「アーキテクチャを最新の構成に見直す」という意味においても、非常に効果的だと思います。我々事業会社としては「最新のAIサービスの活用法」や「セキュリティ面の強化」など、AWSの機能面を重視する傾向があります。そのため、コスト最適化といった運用面から構成を見直していただけることは、両社の得意分野を掛け合わせることができ、非常に有意義でした。 サーバー代削減は「CTO booster」にお任せください
サーバー代削減は「CTO booster」にお任せください
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