AWSサーバー代月間約50%削減／株式会社健康通信

こんにちは、株式会社DELTAの広報です。

今回はDELTAの「CTO booster」を導入いただいた、ダイエットアプリ「OWN.app」を運営されている株式会社健康通信様の事例をご紹介いたします。本記事では、株式会社健康通信代表横江優希様、株式会社DELTA エンジニアチームで本プロジェクトを担当した馬場翔梧とともに、AWS月間サーバー代月間約40万円（約50％）相当を削減した事例について、導入の背景や決め手、DELTAならではの強みなどを振り返ります。（以下、敬称略）

――まずは、御社のご紹介をお願いします。

横江：株式会社健康通信はダイエットアプリ「OWN.app」を事業譲受し、サービスを運営しています。現在は、アプリのデベロッパーの移管やAWSの契約主体の変更など譲受に関する作業を行っており、その後本格的にサービスの運営を進めていきます。

――「CTO booster」を導入された背景と理由についてお聞かせください。

横江：譲渡元からサービスを引き継ぐにあたり、ダイエットアプリ「OWN.app」に関する日々の試算表やPL（損益計算書）などを確認したところ、販管費の多くをサーバー代が占めているような状態であることがわかりました。今後本格的に事業を引き継ぐにあたり、事前にインフラ環境の総括的な見直しが必要だと感じていました。ちょうど前職の関係で「CTO booster」の評判は十二分に知っていたこともあり、このタイミングでぜひお願いしたいと考え、依頼しました。

――結果的には、どのくらいのコスト削減を実現できましたか？

横江：月額約40万円（約50％）相当の削減を実現しました。

――具体的にはどのような施策を実行しましたか？

馬場：データーベースに関するチューニングをはじめ、細かいリソースも含めて全体的に最適な形を目指して施策を実行しました。またコスト面だけでなく、“ゴミ掃除”のように本当に必要なリソースだけを残すことでリストも綺麗にすることができるなど、今後の調査やオンボーディングといった運用改善も支援させていただきました。また今後も、今回のように定期的にバージョンを上げることで、より簡易にアップデートが完了するので、定期的なメンテナンスとしても効果的だったのでは、と思います。

――当初の期待値と比較して、いかがでしたか？

横江：削減額はもちろん、スピード感がものすごく速く非常に満足しています。当初の想定では2か月ほどかかる予定でしたが、蓋を開けてみると実質一ヵ月ほどで全ての施策を完了していただけき、非常に嬉しかったです。

――スピード感をもってプロジェクトを進行できた要因は何でしょうか？

馬場：ひとつはDELTAに全幅の信頼を寄せていただけたことです。各施策に関する検証も担当させていただいたことで、スピード感のあるデプロイを実現しました。もうひとつは少人数でプロジェクトを進行できたことです。Slack上にて譲渡元の企業様の担当者とも直接やり取りさせていただけたことで、打ち合わせにかかかる調整コストも最小限に抑えられ、また迅速な非同期コミュニケーションを取れたことで素早い意思決定も可能となり、結果的にプロジェクト全体をスムーズに完了できたのでは、と思います。

――「CTO booster」について、改善点などあれば率直にお聞かせください。

横江：正直、本当にありませんでした。私自身も事業譲受にまつわるあれこれで手一杯だったところ、DELTA担当の馬場さんに全てお任せするような形でコスト削減をやり切っていただけたことは、私自身も非常にやり易かったと感じています。また、私がゼロから開発したサービスではないこともあり、環境についてなど把握しきれていないことがあった場合も、馬場さんが自発的に譲渡元の担当者とダイレクトに連携をとり疑問点などを即座に解消しながら、プロジェクトをドライブされていたので非常に助かりました。

――最後に、「CTO booster」を実際に導入されてみて、どのようなポイントが他企業や開発者の方々におすすめできると思いますか？

横江：繰り返しになりますが、もともと「CTO booster」については良く知っている身でした。しかし、実際に発注元としてサービスを体験できたことで、改めてコスト面はもちろん保守性も高まる効果を実感でき、「CTO booster」の品質の高さに驚かされました。特に、サービス成長に伴いユーザー数も増加する中でサーバー負荷など技術的負債を抱えている企業さん、自社のエンジニアリソースはサービスの機能開発に割きたいという企業さんなどには非常にマッチするサービスだと思います。ぜひAWSを利用している会社さんは皆さん一度導入を検討してみていただきたいと思います。