こんにちは、株式会社DELTAの広報です。
今回は二度目のDELTAの「CTO booster」導入となる、「くるまのニュース」、「乗りものニュース」などを運営されている株式会社メディア・ヴァーグ様の事例をご紹介いたします。本記事では、株式会社メディア・ヴァーグ システム開発部 部長 森 テモテ様、同部署 田尻 大祐様、株式会社DELTA エンジニアチームで本プロジェクトを担当した馬場翔梧とともに、AWS月間サーバー代月間約43%相当を削減した事例について、二度目となる導入の決め手や、前回とのスピード感の違い、などを振り返ります。
(以下、敬称略)
――まずは、御社のご紹介をお願いします。
森:株式会社メディア・ヴァーグでは、「くるまのニュース」、「乗りものニュース」、「オトナンサー」など複数のウェブメディアを運営しているほか、ウェブメディアの構築/コンサルティングなども行っています。その中で私はシステム開発部 部長として、エンジニアのマネジメントからシステム関連全般に関する意識決定などを担当しています。
田尻:同じくシステム開発部にてインフラ環境を担当しています。本プロジェクトでは、DELTAのカウンターパートナーとして実作業にあたりました。
――前回「CTO booster」を導入された際の背景や効果についていかがでしたか?
森:前回は弊社メディア「くるまのニュース」のクラウドコスト最適化を実施していただき8割以上のコスト削減を実現しました。さらに人員の補強や「くるまのニュース」の記事に紐づく「カタログサービス」のフルリニューアル化といったサービス機能開発に、削減したコスト分を回すことができ、アドテック市場が過渡期を迎える中においても、「くるまのニュース」は引き続き右肩上がりで成長を続けています。
――今回、再度「CTO booster」を導入された背景と理由をお聞かせください。
森:「くるまのニュース」に並ぶ弊社の主力メディアのひとつである「乗りものニュース」でアーキテクチャを「WordPress」へ統合する大規模な内部改修を実施しました。しかし、「WordPress」専用の環境構築が必要となったことに加え、一部の既存「Ruby on Rails」環境も残っていたため、インフラ環境の整備が追い付かず、コストがかさむ結果になりました。
――改めて「CTO booster」を選んでいただいた決め手は何でしょうか?
森:メディア事業は1時間ページが落ちるだけでも大きな売上損失に繋がるため、コスト最適化においても、前回同様にダウンタイムをなるべく発生させないことが重要なポイントでした。「くるまのニュース」で実施した施策のノウハウは社内でも共有されていましたが、安全に実行できる安心感と人的リソース面における費用対効果、スピード感を鑑みても、再度DELTAに依頼する価値は十分にあると判断しました。
――結果的には、どのくらいのコスト削減を実現できましたか?
森:約月額43%の削減を達成しました。経営陣からも「DELTAさんに頼むと相変わらず凄いね」といった声が上がっています。
田尻:コスト面だけでなく、新規CDN導入による大幅なセキュリティ強化など、環境整備による副次的な効果も得られました。また、多くのシステムを使用しながらも、従来のパフォーマンスを維持できていることにも大変満足しています。
――具体的にはどのような施策を実施しましたか?
田尻:ひとつはアーキテクチャの見直しです。10年ほど前から継続使用していた古い世代のインスタンスを刷新することで運用コストの削減を図りました。また、長年蓄積されていた不要なデータを整理できたことも、環境の最適化とコスト削減に効果的でした。 さらに最もインパクトが大きかったのは、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)の見直しです。キャッシュ性能も非常に優れている新規CDNサービスを新たに導入したことで、配信の効率化を図りながら大きなコスト削減効果を実現できました。
馬場:今回は、前回施策の振り返りをもとに、AWSの新機能を検討しながら「前回できなかったけど、今回できること」に着目し施策を実行しました。またある程度メディア・ヴァーグ様の環境や内情を分かっているからこそ、初回の「無料診断」をはじめ、コミュニケーション全体を通じてよりスピーディーな対応を意識しました。
――2回目の導入を通じて、前回と比較した「CTO booster」の進化や変化を感じられる点があれば教えてください。
森:やはり初回との違いは速さです。DELTAが弊社の内情や環境の中身を知っているからこそ、施策案のご提示から実作業に至るまで本当にスピ―ド感を持って実行いただきました。打ち合わせも無駄なく進めていただき、1回目よりもさらにコミュニケーションの質が向上していることを感じました。想定を上回る速さで対応いただけたことで、内部改修後の最も効果的なタイミングでプロジェクトを完了することができました。
馬場:往々にして初回のご依頼では各施策の安全性について事前検証をされるケースも多いのですが、本プロジェクトでは前回の実績を踏まえて信頼関係が構築できていたからこそ、検証の回数も最小限に抑えることができ、全体としてスピード感のあるプロジェクト進行が実現できたように思います。
――最後に、「CTO booster」を実際に導入されてみて、どのようなポイントが他企業や開発者の方々におすすめできると思いますか?
森:一番は、リスクがない成果報酬型の安心感です。インフラ専任のエンジニアがいない中小企業はもちろん、エンジニアリソースが豊富な大企業であっても、新しいシステム構築のタイミングなどに一度無料診断を受けることをおすすめします。 “住宅診断士”のような第三者目線からインフラ基盤を調査、アドバイスをしていただけることは、あらゆる業種業界の企業さんにとって非常に有意義な機会だと思います。加えて、興味のある方はDELTAが主催している「Hack@DELTA」に足を運んでみるのもおすすめです。私自身、肌身でDELTAの技術力や向上心を肌身で感じることができました。
田尻:DELTAのポリシーである「CTOの孤独を助ける」を強く実感しました。本プロジェクトでは、コスト削減に付随する効果も数多く創出できたことで、社内的にも大きなインパクトがありました。実際に面識がなかった社員の方からも「すごいプロジェクトでしたね!」と声をかけていただくなど、普段は“縁の下の力持ち”であるエンジニアの存在感を改めてアピールする機会としても大変有益だったと感じています。
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