こんにちは、株式会社DELTAの広報です。
今回は、DELTAの「CTO booster」を導入いただいた、グルメメディア「favy」やCMSサービス「favyページ」などを運営されている株式会社favy様の事例をご紹介いたします。本記事では、株式会社favy CTO兼 開発部、情報システム部責任者 新堀 勝様、株式会社DELTA エンジニアチームで本プロジェクトを担当した馬場翔梧とともに、AWS月間サーバー代月間約38%相当を削減した事例について、「CTO booster」の導入背景や導入の決め手、コスト削減にあたり見えた“見落とし”、スタートアップならでの「CTO booster」おススメポイントなどについて振り返ります。 (以下、敬称略)
――まずは、御社のご紹介をお願いします。
新堀:株式会社favyは、MAU670万人のグルメメディア「favy」を活用したプロモーションや、無料でお店のWebサイトを作れるCMSサービス「favyページ」など、飲食店向けSaaS提供を行っています。また、テナント誘致から各店子(店舗)のプロモーションまでを一気通貫でサポートする店舗運営(RaaS:Restaurant as a service)のサービスも展開しており、個人店から大手デベロッパーまで幅広い飲食業界のクライアント様に対して、OMO×運用代行による店舗売上と顧客体験最大化のご支援を行っています。 その中で、CTOとして会社経営に携わりながら、開発部と情報システム部の責任者として社内全体のITインフラの整備、システムの保守・運用などを管掌しています。
――今回、「CTO booster」を導入した背景について教えてください。
新堀:当初は、毎月の数値について細やかに管理をしていたこともありAWS利用料について大きな課題感はありませんでした。しかし、数年経過しサービスが軌道に乗って成長フェーズに入る中で、インフラコストの最適化に取り組む必要性は感じていたものの、日々の開発やプロダクト改善に注力していたため、なかなか着手できずにいました。 そんな折、N-1期を迎え上場も視野に入っていたタイミングで、過去にCTO向けイベントで知り合った方から「コスト削減を考えているなら面白いサービスがありますよ」とDELTAをご紹介いただきました。
――検討するなかで、「CTO booster」を選んでいただいた決め手は何でしょうか?
新堀:完全成果報酬型で金銭的にも工数的にも当社からの出費がなくクラウドコスト削減を実行できることが大きな魅力でした。最終的なお支払いも分割でご対応いただけるので、それまでAWSに支払っていた分をDELTAにスライドするだけで、キャッシュフロー面におけるリスクがなかったことも大きな決め手になりました。
――結果的には、どのくらいのコスト削減を実現できましたか?
新堀:現時点では月間約38%のコストカットが見込まれています。当初より「ちょっとでも下がれば…」と思っていたところ、今回の結果にはとても満足しています。
――どのような施策を実行したのでしょうか?
馬場:主に「ファットになっていたリソースをスリムにしていく施策」をご提案させていただきました。実際的な利用用途や将来的な運用を考慮しながら、数か月分のメトリクスに基づき、“減らしすぎず、余らせすぎず”を意識したベストな状態を目指しました。
新堀:実際に施策を進めていくにあたり「思ったより見落としや残タスクがあった」という印象でした。「試験的に作ったドメインのルートセッティング」や「使われていない固定IP」など、本来は社内で対処すべき残タスクが、日々の業務の中で放置され“見慣れた光景(管理画面)の一部”として見落とされていたように思います。そういった見落としも第三者であるDELTAから施策としてご提案をいただけたことで、改めて各リソースの見直しと整理に着手することができたように思います。「もったいないことをしていたな」と反省する一方で、ようやく“年末の大掃除”を終えられたような想いで、DELTAに頼んで良かったと実感しています。
――実際に作業を進めていく上で、苦労した点はありますか?
新堀:特段苦労した点はありませんでした。むしろ、アプリケーションの開発など日々の業務で手一杯な中で、コスト削減はDELTAに丸投げでお願いしていたこともあり、当社からの返信が遅れてしまうことが多々ありました。それでも根気強く、細やかにリマインドをしていただけたので、スピード感を持ってプロジェクトを進めることができました。 また、隔週の定例ミーティングでご提供いただいていた資料(スプレッドシート)が非常に助かりました。各施策についての僕自身の理解はもちろん、社内の経営陣やエンジニアに対して施策の有効性、安全性を説明するためのファクトデータとして、ほぼそのまま社内資料として活用させていただきました。
馬場:資料については、自分自身の判断の根拠となる調査段階の過去のログデータや計算式を、図やスクリーンショットも交えながら、パッと見て分かりやすい形にしてご提供することを心がけています。また新堀様もエンジニアだったこともあり、ハイコンテクストな内容でやり取りができたことが、スムーズにプロジェクトを推進できた一因だったと思います。
――「CTO booster」について、改善点などあれば率直にお聞かせください。
新堀:特段、改善点はありませんでした。強いて言えば、10年以上の歴史がある当社特有の事情や運用ルールの中で、特に初回の依頼だったこともあり、都度施策内容については細やかなチェックをさせていただきました。今後またご依頼する機会があれば、よりDELTAに一任する形でさらにスピード感のある施策を実現できるのでは、とも感じました。
馬場:多くの企業様にとってクラウドコスト削減は「忙しくて手が回らない」という経緯からご依頼いただくことが多く、人工面だけでなく管理面においても、DELTAが積極的にプロジェクトを推進していくことを重視しています。提案内容についても、なるべく要点を分かりやすくお伝えして、ご確認になるべくお時間がかからないようなコミュニケーションを心がけていますので、ご安心いただければと思います。
――最後に、「CTO booster」を実際に導入されてみて、どのようなポイントが他企業や開発者の方々におすすめできると思いますか?
新堀:プロダクトの成長に視点や軸足を置きがちなスタートアップ企業にとって、DELTAの第三者目線からITインフラの守備面・足元を整理してもらえることは大きな力になると思います。また完全成果報酬型かつ分割でのお支払いが可能な「CTO Booster」は、コスト増大リスクもキャッシュフローダメージもなく、経営側としても稟議を通しやすく非常に助かりました。 僕らのように少数精鋭のエンジニアチームでITインフラを管理している会社さんにとって、クラウドコスト削減は後回しにされがちな業務だと思います。一方で多くのエンジニアを抱えている会社さんでは、人数の多さに比例して先ほど述べた“見落とし”も多発しているのではないでしょうか。そのようにクラウドコスト削減の課題感が、顕在化している企業にとっても、潜在化している企業にとっても、「CTO booster」は強い味方になってくれると思います。
サーバー代削減は「CTO booster」にお任せください
CTO booster は、完全成果報酬型のクラウドコスト削減サービスです。初期費用や導入費用は不要! アプリケーションの「CTO booster」は、ソースコードやアーキテクチャの改善を通じて、サーバー代の削減を成功報酬で代行します。
まずはサーバー代の削減余地がわかる診断から
現状のサーバー代に何円の削減余地があるかがわかる診断を行っています。 ぜひ下記お問い合わせフォームよりご相談ください。
お問い合わせ(診断希望の方はこちら!)
記事をシェア: