
AWS re:Invent 2025 で発表された、他のクラウドサービスプロバイダーへのプライベート接続を提供する新サービス 「AWS Interconnect」。
この発表は、長年AWSを使い続けてきたユーザーほど、大きな驚きを感じたのではないでしょうか。
これまでAWSは、ハイブリッドクラウドを「クラウド全面移行に向けた一形態」と位置づけ、マルチクラウドに対しても必ずしも積極的とは言えない姿勢を取ってきました。そのAWS自身が、他クラウドとの直接接続を前提としたサービスを正式に打ち出したことは、クラウドを取り巻く前提条件が大きく変化したことを示しています。
背景には、クラウドサービス全体の成熟があります。
現在では、どのクラウドが圧倒的に優れている、あるいは劣っている、という単純な比較は成り立ちにくくなり、それぞれが明確な強みと得意分野を持つ時代に入りました。
用途や文脈によって最適なクラウドを選択することが、当たり前になりつつあります。
一方で、エンジニアの時間は有限です。
すべてのクラウド、すべてのサービスを網羅的に検証することは現実的ではなく、結果として「実績があり、分かりやすいサービス」から検証・採用が進む傾向があります。
たとえば、Windowsワークロードであれば Azure、データウェアハウスであれば Google Cloud の BigQuery といった選択が、その代表例でしょう。
こうした状況の変化により、マルチクラウドはもはや例外的な選択肢ではなくなりました。
どのクラウドを使うかではなく、どう付き合い、どう使い分けるかという視点そのものが、企業にとって重要な判断軸になっています。
さらに、クラウドの高度化・複雑化は今後も加速していきます。
その中で重要になるのが、外部プロフェッショナルとの付き合い方です。
もしすべてを社内で抱え込もうとすれば、エンジニアは検証や追従作業に多くの時間を取られ、本来クラウドが実現したかった「エンジニアが、やりたいこと・価値を生むことに集中できる世界」が、かえって遠ざかってしまいます。
DELTAは、各クラウドの最新アップデートやトレンドを継続的に研究し、お客様にとって最適な選択肢を提供することを大切にしています。クラウドやマルチクラウド活用でお悩みの際は、ぜひお気軽にお声がけください。
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