「もう削れない」からさらに削減!CTO booster導入で年間200万円コスト圧縮/株式会社MICIN様

「もう削れない」からさらに削減!CTO booster導入で年間200万円コスト圧縮/株式会社MICIN様

こんにちは、株式会社DELTAの広報です。 今回はDELTAの「CTO booster」を導入いただいた、オンライン診療サービス「curon(クロン)」を運営されている株式会社MICIN様の事例をご紹介いたします。本記事では、株式会社MICIN 横断エンジニアリング部 黒澤隆幸様、小野耕平様、細越佑介様、株式会社DELTA エンジニアチームで本プロジェクトを担当した澤田尚志とともに、AWSサーバー代年間約200万円相当を削減した事例について、導入の背景や決め手、DELTAならではの強みなどを振り返ります。 (以下、敬称略)

――まずは、御社のご紹介をお願いします。 小野:株式会社MICINは、「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を。」をビジョンに掲げ、医療×ITを軸に医療DX事業や保険事業を展開するヘルステック企業です。オンライン診療サービス「curon(クロン)」をはじめ、対面診療をより効率的にする通院専用のキャッシュレスサービス、患者にとって新たな治療の選択肢となりうる治療用アプリの開発、臨床研究支援など、医療の質向上と医療現場の負荷軽減の両立を目指しています。

――「CTO booster」を導入された背景と理由についてお聞かせください。

小野:サービスの拡大やユーザー数の増加に伴い、2022年頃より全社的なコストの見直しを実施しました。その中で、AWSのサーバー費用についてもコスト改善を行い、最初は自社内で最適化を実施していました。ちょうど、社内施策が完了し「コストカットはやり切った」と思っていたところで、DELTAをご紹介いただきました。

――検討するなかで、「CTO booster」を選んでいただいた決め手は何でしょうか?

小野:社内施策で最適化を進めていたこともあり、当初は「お願いすることもないかな…」と思っていましたが、無料で削減余地を診断してもらえるサービスと聞いておりましたので、打合せをさせていただきました。診断いただいた結果、「まだ削減余地がある」ということが分かり驚きました。また、成果報酬型で実質的なコストが発生しない点も大きな決め手になりました。

細越:また、設定レベルやインフラレイヤーの基本的なコスト最適化施策だけでなく、アプリケーションコード側の調査も含めた最適化やプロダクト横断的なアーキテクチャ改善案などもご提案いただき、施策の深度の深さにも驚きました。エンジニアとしても、DELTAが有しているクラウド技術に関する専門的な知識に大きな信頼を寄せて、プロジェクトを一任することが出来ました。

――結果的には、どのくらいのコスト削減を実現できましたか?

小野:プロジェクト全体を通じて、年間約200万円弱の削減を達成しました。なかでも、当社の主要サービス「curon(クロン)」に対してのコスト削減割合が大きかったため、大変満足しています。

――本プロジェクトにおける施策のポイントは? 澤田:今回のプロジェクトでは主に2つのポイントがありました。

一つ目は、積み上がり型のコスト構造の改善です。MICIN様では、事業の成長に伴って複数のサービスを立ち上げられており、そのたびに同じ仕様をベースにしたAWSアカウントを新規に作成されていました。運用面では効率化のメリットがある一方で、不要なリソースが複数アカウントに重複してしまい、結果的に細かなコストが積み上がっていた印象を受けました。そこで全体を横断した棚卸しを実施。各サービスの利用状況に応じて、気づきにくかった無駄なリソースや設定を整理・最適化することで着実なコストカットを実現しました。

二つ目は、現時点でのシステムの運用状況に合わせたコスト削減施策の選定です。以前はコスト削減施策として効果的だったものが、運用が長く続く環境において今では逆に無駄なコストになってしまっている、ということが起こる場合があります。本プロジェクトでは、VPC エンドポイントや NAT ゲートウェイを含めたネットワーク通信に関わる点でコスト削減余地があり、現行のアーキテクチャに本当に必要なリソースだけを選び直すことで、大きなコスト削減を実現しました。 細越: KMS(AWS Key Management Service)の削除も非常に助かりました。常々社内でも手を付けなければと思っていたところ、カスタマー管理キーが「どのサービスの暗号化に使われているか」を完全に把握しきれておらず、誤って削除するとデータが読めなくなるリスクもあるため“塩漬け状態”になっていました。そこを、AWSの専門家であるDELTAに、調査から実行までを一任しました。結果として、数多くの削除対象が見つかったものの、事故なく安全にクリーンアップしていただけて、非常に助かりました。

黒澤:またスナップショットについても、外部の視点が入ったことで大きな削減効果が得られました。社内施策として実施できていたつもりだったスナップショットの整理も、DELTAの第三者目線から整理していただけたことで、コストがかかると気付かずに残してしまっていたものも見つけられたため、無駄なストレージコストを一気に削減できました。

――当初の期待値と比較して、いかがでしたか?

小野:実に期待通りでした。高度な技術力と質の高い提案力、そして実行力でプロジェクトを完遂していただきました。また単に成果報酬のために無理やりにコストカットを推し進めるのではなく、当社のニーズやスケジュール感、また安全面に配慮して、現実的な施策実行をしていただけた点もありがたかったです。

細越:プロジェクト全体を通じて「手を動かしていただけたこと」がとても助かりました。事業会社として日々の業務もある中で、追加のコストカット施策に社内の時間的/人的リソースを費やすことが難しく、アウトソーシングでDELTAに調査から実行までを“ほぼお任せ”できたのは非常に助かりました。 コミュニケーション面においてもSlackを通じて、迅速かつ精度の高いレスポンスをしていただけたことで、円滑にやり取りを行えました。また直接施策に関わらない相談事にも気軽に対応していただけて、とても心強く安心感がありました。

――最後に、「CTO booster」を実際に導入されてみて、どのようなポイントが他企業や開発者の方々におすすめできると思いますか?

小野:企業規模に関わらず、どんな会社にもおすすめできるサービスだと思います。例えば、大企業であればアカウント構成や運用履歴の複雑化によってどこから着手すべきから判断しづらかったり、スタートアップであれば限られた人的リソースをコスト最適化に割けなかったりと、フェーズに応じた悩みがあると思います。「CTO booter」であれば、成果報酬型として実質的なコストと人員を掛けずに、第三者目線で自社の環境を見直し、施策の実行まで一気通貫で一任することができます。AWSのコストを削減したことで、AIを使った業務改善や開発環境の向上といった、より有効な投資を進めることができました。 また情報システムの担当者がいない“高度な IT 管理まで手が回らない会社さん”でも、丁寧かつ迅速なコミュニケーションと伴走力でプロジェクトを推進していただけるので、安心してご依頼いただけると思います

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