こんにちは、株式会社DELTAの広報です。 今回は、DELTAの「CTO booster」を導入いただいた、ゲーム総合情報サイト「Game8」などを運営されている株式会社ゲームエイト様の事例をご紹介いたします。本記事では、株式会社ゲームエイト CTO 伊林 義博様、株式会社DELTA エンジニアチームで本プロジェクトを担当した馬場翔梧とともに、AWS月間サーバー代月間約10%相当を削減した事例について、「CTO booster」の導入の背景や決め手、社内エンジニアの意識変化などを振り返ります。 (以下、敬称略)
ーまずは、御社のご紹介をお願いします。
伊林:ゲームエイトは、国内トップクラスの月間最大 5 億ページビュー(PV)、月間 4,200 万ユニークユーザー(UU)の実績を誇る国内最大級のゲーム総合情報サイト「Game8」を運営しています。加えて、Game8 の海外版である「Game8.co」、「Game8」内でゲーム内アイテムやゲームダウンロードキーなどを販売できる EC サービス「Game8 Store」を運営するなど、多様なサービスを展開しています。 特に「Game8 Store」では「Game8.jp」の運営を通じて培ったゲームユーザーへの深い理解やノウハウを活かし、ユーザー目線に立った独自のサービスを提供します。ユーザーとゲーム会社の双方にとって新たな価値を生み出し、ゲーム業界のさらなる成長をリードしていくサービスとして注力しています。 その中でCTO及び開発部部長として、開発方針の策定や開発体制、コスト管理、AI推進など、事業の継続的な利益創出にコミットしています。 ー「CTO booster」を導入された背景と理由についてお聞かせください。
伊林:ゲーム総合情報サイト「Game8」は、ローンチから10年以上が経過する中で、クラウドコストの上昇に伴い、運用負荷も増大していました。これまでも社内でコスト最適化に取り組んでいたものの、専門的なノウハウの不足や、エンジニアリソースは機能開発に優先させたいという想いから、抜本的な削減には至りませんでした。
ー「CTO booster」を選んでいただいた決め手は何でしょうか?
伊林:投資に見合った成果が出るかどうかが分からないという不安がある中で、削減額に応じてお支払いが発生する成果報酬型は、大きな安心材料となりました。また、導入前の「無料診断」では、社内では気づけなかったり工数的に難しかった削減ポイントを丁寧にご説明いただき、技術力の高さを感じることができました。
ー結果的には、どのくらいのコスト削減を実現できましたか?
伊林:月額で約10%の削減を実現しました。
ー本プロジェクトではどのようなポイントを意識して、施策に取り組みましたか?
馬場:全体としてはベーシックな施策が多い中で、特徴的だった施策が2つありました。
1つ目は、ネットワーク領域のアーキテクチャを最適化する施策です。ALBの前にCloudFrontをあえて配置し、通常はコスト増になりやすい構成であるものの、ゲームエイト様の利用環境では効果的に働くことが調査の結果わかっていたため、サービスの性能を落とさず大幅なコスト削減を実現しました。
2つ目は、開発環境やステージング環境などでエンジニアの稼働状況に応じてリソースを自動で停止・再稼働させる仕組みです。ただ単純に時間でON/OFFするのではなく、Gitへのコミットなどエンジニアの実働時間に応じて柔軟に稼働するように丁寧な形で提供させていただきました。コスト削減と同時に、ゲームエイト様が大切にされている“エンジニアの開発体験の向上”にも寄与させていただきました。 ー当初の期待値と比較して、いかがでしたか?
伊林:技術力もそうですが、「コスト削減を実現するためにやれることは何でもやる」という一貫した姿勢に安心感がありました。そのため、我々としても難易度の高い課題も気軽に相談することができました。また、通常であれば時間がかかるオンボーディングにおいても、スムーズに作業に移行することができ、自然にチームに同化していただけて非常に有難かったです。
ー実際に作業を進めていく上で、苦労した点はありますか?
伊林:大きなトラブルもなく進められたので、特に思い当たる苦労はありません。実作業では円滑にコミュニケーションを取りながら、とてもスムーズに進行できました。諸事情で検証環境をお渡しできなかったものの、実験用のスクリプトをご用意いただいたり、アーキテクチャ切り替えの際には通話しながら実行いただいたりと、手厚いサポートをいただきました。結果として、開始後は順調に進められました。
馬場:「大きな問題なく進められた」というのは、インフラを扱う我々のサービスでは実は最大級の誉め言葉だと思っています。工数をかけたオンボーディングなしでスムーズにジョインでき、こちら側の工数をメインに使って進められたプロジェクトで、トラブルや立ち上がりのもどかしさなく完了まで持っていけたのは、確かな技術力とそれを活かしてプロジェクトを進められる体制があってこそだと感じています。
ー「CTO booster」について、改善点などあれば率直にお聞かせください。
伊林:一過性のプロジェクトだけでなく、コードベースのメンテナンスやバージョンアップ、さらにAWSのアップデートへの対応も含めて、システム全体のアーキテクチャと運用の統一をお願いできると助かります。
ー最後に、「CTO booster」を実際に導入されてみて、どのようなポイントが他企業や開発者の方々におすすめできると思いますか?
伊林:一番のポイントは成果報酬型の料金体系です。エンジニアリソースが限られている中で、削減コストを事前に見積もっていただき、実際の削減額に応じてのみ費用が発生する仕組みは大きな安心感につながりました。 さらに本プロジェクトを通じて、エンジニア一人ひとりがサーバーコストの事業インパクトを理解し、自ら削減策を提案できるようになったことも大きな収穫です。社内では常に「事業全体を理解し責任を持って判断できるエンジニア」の育成を意識していますが、今回の取り組みを経て、コスト削減が事業成長の重要な要素であるという認識が組織に浸透したことは非常に意義がありました。
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